福岡県ブロックチェーンフォーラム2022参加

 2022年11月9日にソラリア西鉄ホテルで開催された「福岡県ブロックチェーンフォーラム2022」に参加しました。

 暗号資産(仮想通貨)の基本技術であるブロックチェーンが色々な分野に活用されようとしているのは知っていましたが、漠然と理解しているだけでしたので、最新動向等を把握すべく、同フォーラムに初めて参加しました。

 フォーラムではトークセッションやブロックチェーン技術を応用した製品の紹介等あり、勉強になったのですが、今回一番印象に残ったのは、フォーラム終了後に開催されたブロックチェーンナイトin福岡という交流会で、偶然にもビットフライヤーの創業者の方と話す機会が得られたことです。

 その方と名刺交換し、私が弁理士であることがわかると、ビットフライヤーの基本技術の特許を取得されていることや、ビットコインの商標権を保有していることを自ら話し出されました。こんな基本的な内容で特許が取れたことを驚いたと仰っておられましたが、後日、特許を検索すると、確かに複数の特許権を取得しておられ、ビットコインの商標権者は(株)bitFlyerになっていました。

 創業時に特許や商標等の知財についてもちゃんと押さえておく必要があるのですが、知財まで手が回らない、或いはそもそも知財の意識がない方もいる中(これは、啓蒙活動が十分に行えていない弁理士にも責任があるのですが)、押さえるべきところはしっかり押さえられているのは流石だと思いました。弁理士としては、こういう事例をもっと広げていくべきだと認識した次第です。